がん検診を受けるとその結果が手元に届きます。特に結果に問題がなければいいのですが、もしも、再検査と判定された時、ほとんどの人が少なからずショックや不安を覚えるはずです。再検査ということは、がんであると考えてしまう方もいるでしょう。そうした方の中には、はっきりと診断されるのが怖くて、折角、がん検診を受けたのにそのまま放置してしまうという方もいるかもしれません。

しかし、それは大きな間違いです。がん検診で再検査と判定された時には、なるべく早く検診を受けた病院などで必要な検査の予約を取らなければいけません。なぜなら、再検査はがんの可能性があるというだけで、イコールがんというわけではないからです。がん検診で再検査となった方の中で、がんと診断される確率はおよそ0.9~1.8%といわれていますので、確率的にはそれほど多くはないといえます。

では、なぜ再検査が必要なのかというと、どのような臓器でもがんは確定診断が難しい病気です。特に自覚症状がないような早期の場合は、一度の検査ではっきり断定できないことも少なくありません。がん検診の再検査は、そうしたグレーゾーンの検査結果に対して白か黒かをはっきりさせるためのものといえます。再検査を受けて、もしも、がんであった場合は早期治療に繋がりますし、そうでなかった場合は安心を得ることが出来ます。

しかし、検診結果を放置してしまうとそのどちらも出来ませんので、病気を悪化させたり、精神的な負担を増やしてしまうといえるでしょう。このようなことから、不安に思う気持ちはわかりますが、再検査となったらなるべく早く必要な検査を受けることが重要なのです。

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