がんの部位別死亡率の第一位は、肺がんです。2013年の日本全体のデータを見ると、年間7万人以上の人が、肺がんで命を落としています。肺がんの最大の原因は、喫煙です。喫煙する人は肺がんになる危険度が、タバコを吸わない人の3~4倍になります。

肺がんによる死亡のうち、男性の約70%、女性の約20%が喫煙していなければ肺がんの発生は起こらなかったと言われています。40歳以上の人は、1年に1回、胸部X線撮影による肺がん検診を受けてください。1日に吸うタバコの本数×喫煙年数の数値、すなわち喫煙指数が400以上や600以上の人やアスベストを扱う場所で働いていた経験のある人は、痰の検査も受けましょう。肺がんは、ステージ0と言うごく初期の段階で発見し手術を受ければ、5年生存率は100%です。

ステージⅠでも、5年生存率は70~80%ですので、がん検診で早期に発見できれば命を落とす可能性はかなり低くなります。ステージⅡになると、手術をすることすら難しくなり、放射線治療や化学療法となり、5年生存率はハーフハーフの50%~60%まで落ちてしまいます。ステージⅣともなると、5年生存率どころか一年生存率が50%です。がんが見つかるのが怖いからがん検診は受けたくないという人が多いようですが、がん見つからないまま体内に潜んでいることの方が、遥かに怖いことなのです。

肺がんで命を落とさないためには、禁煙と肺がん検診を毎年受けることが大切です。ホーチミンの病院のことならこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です