火傷によって肌に傷跡が残ってしまっている場合、簡単な傷跡なら市販薬、そうでないなら美容外科や形成外科で薄くしたり消すための治療をすることが出来ます。火傷跡は手などの目立つ位置にあると人からの視線が気になって引け目を感じたりする場合もあるので、市販薬やクリニックでの治療で目立たなくしてコンプレックスを解消するのがおすすめです。まず、市販薬の「アットノン」での火傷跡治療は、傷が出来た後に赤色や赤茶色、赤黒い色といった色素が残っている場合や、赤色などの盛り上がった部分、突っ張った部分が残っている場合に効果的だとされています。アットノンは傷が出来てから1~2年経っていても使えることがメリットで、有効成分のヘパリン類似物質の働きにより皮膚の新陳代謝を促進して皮膚に残った赤みや盛り上がりなどを改善する薬です。

それに対して、美容外科や形成外科では火傷跡の治療に関して、レーザー治療で色を薄くしたり、皮膚の表面を削ったり、皮膚移植をするなどの方法で対処することが出来るので、市販薬では効果が出なかった時などに利用するのがおすすめです。レーザー治療や切除縫縮など、どの治療法が向いているかは、それぞれの患者さんの火傷がどの位の深さや広さであるかによって変わってくるため、まずは美容外科や形成外科で自分の傷を見せて相談してみるのが良いでしょう。なお、手術の内容によっては、手術をしたことによって傷が残る場合もありますが、初めの状態よりは目立たない傷に出来るため、患者さんにとっては受けるメリットがある治療だと言えるでしょう。

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